どうも、よでぃです。
『引きこもり』
このワードを聞いて、皆様はどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。
無職。ニート。親のすねかじり。
あまりいい印象は抱かない方がほとんどなのではないかと思います。

世間の目は冷たいざます…
実はワタクシ、この“引きこもり”を経験したことがあります。
とあることをきっかけに、大学卒業後に就職できず、無職人生を強いられることとなったのです。
今回は、そんな引きこもり生活を通して学んだこと、気づいたことについて記事にしていきたいと考えております。
ぜひ最後までお読みください。
それでは、どうぞ。
引きこもりの実態


大学生のとき、人間関係のストレスや生活習慣の乱れが原因となり、僕はアトピー性皮膚炎を発症しました。
そのアトピーが大学4年時に重症化し、就職活動を中断。
「僕はどうして何をやってもダメなのだろう」と自分を責め続け、気づけばうつになっていました。
その後しばらくはほぼ寝たきりの生活を余儀なくされ、就職活動を再開することができず、大学卒業後は無職としての生活を送るはめに。
そう、“引きこもり自宅警備員ニート”、ここに爆誕です。
そして、当時の僕は



どうせなら引きこもり生活を楽しんでやろう
なんてことを考えていたのですが、現実はそう甘くはありませんでした。
『引きこもりには、引きこもりなりのツラさ』があったのです。
では、僕が実際に経験した引きこもり生活のリアルの声を、皆様にお届けしていきたいと思います。
考えすぎて病む
『引きこもり』ときくと、起きたい時間に起きて、仕事もせずにゲームをして、アニメを観てマンガを読んで・・・といった自堕落な生活を謳歌しているイメージがやはり強いと思います。
ですが、いざ引きこもりになってみると、意外とそんな生活を心から楽しむことができません。
アニメやゲームで暇をつぶしていても、どうしても飽きてしまう瞬間があるのです。
そして、ふと気を抜くと



自分はこのままでいいのだろうか・・・
と“焦燥感”に襲われます。
お金の問題や、将来の不安、世間からおいていかれている感。
1日中、考え事が止まらない日も珍しくありませんでした。



思考回路が大暴走しちまうんだなァ
ただでさえメンタルを病んでいたのに、考えすぎて脳が疲労し、余計にうつの症状が悪化。
人が悩むのは“なにもすることがない暇な時間”であり、メンタルを病む大きな要因が“考えすぎ”であるということを、身をもって実感しました。
昼夜逆転で病む
特に予定もなくずっと家にこもりっきりで生活をしていると、みるみるうちに昼夜が逆転していきます。
皆様の中にも、長期休みに入るとどうしても生活リズムが乱れてしまう、といった経験をしたことがある方が少なくないと思います。そんな感覚です。
そして、昼夜が逆転し、日光を浴びずに生活をしていると、人はどうなるのか。
病みます。
ビックリするくらい病みます。



もしくは病みます
メンタルを安定させるためには“セロトニン”という神経伝達物質が必要不可欠なのですが、そのセロトニンは日光を浴びないと生成されない代物なのです。
そのことを知らなかった僕は



太陽の光なんて浴びたら溶けちまうわ
なんてことを考えながら生活しておりましたので、余計に余計にうつの症状が悪化しました。
よくアニメやマンガでみる引きこもりキャラは
「2年間家から1歩も出ずにゲームばかりしていた」
みたいな設定が多いのですが、そんな生活を繰り広げていたら間違いなくメンタルを病み散らかしていることでしょう。
人がつい食に走ってしまう理由
引きこもりには、2種類の人間が存在します。
“食べ過ぎてしまう人”と、“全く食べなくなる人”です。
僕は前者で、気づけばなにかを食べてしまっているタイプでした。
四六時中、食べ物のことばかりを考え、コンビニスイーツだけが日々の生きがいになっていた時期もあります。



コンビニは魔境
そんな食べ過ぎ生活を送っていて、気づいたことがあります。
それは、人がつい食に走ってしまうのは
『お腹が空いているから』
ではなく
『何かを食べいていると安心するから』
だということです。
とりあえずおいしいものを食べていれば暇をつぶせますし、手っ取り早く幸福感を味わうことができるので、半自動的に食べ物に手が伸びてしまうのです。



そして食べ過ぎて自己嫌悪・・・
『食べ過ぎてはいけないと頭ではわかっている自分 VS どうしても何かを食べていないと落ち着かない自分』が毎日のように繰り広げられていて、食欲への勝率は2割くらいでした。
人間の意志力なんて所詮はカスみたいなもので、本能には抗えないということですね。
人間関係でメンタルを病み、人と会えない寂しさで枕を濡らす
引きこもり生活を送っていると、当然のことながら人と会う機会がグンと減ります。
そして、人間関係のストレスでメンタルを病んだくせに、孤独の生活を繰り広げていると



さみちぃ・・・
という感情がふつふつと湧き上がってきます。
ひどいときには「自分はこのままでたった1人で死んでいくのだろうか・・・」と布団の中で涙を流したこともあるほどです。
人と会うことで疲れるのに、人と会えないことでツラくなるなんて、なんとも矛盾した話ですよね。
結局のところ、人は群れの中で生命活動をおくる動物の一種であり、孤独には勝てないということなのでしょうね。



この下等生物が



ああん?煮込むぞ



ごめんなさい
もちろん、人と全く会わなくても平然としている人も中にはいるのでしょうが、僕は思っていたよりも寂しがり屋のかまってちゃん♡だったのだなと実感します。
その一方で、人と会ったら会ったで



やっぱり1人サイコーだわ
なんて考えてしまうので、ときどき自分で自分が怖くなります。
さいごに


最後までお読みいただきありがとうございます。
いかがだったでしょうか。引きこもりの実態、少しでもお伝えすることができたでしょうか。
とはいえ「引きこもりには引きこもりなりのツラさがある」と書くと



なら働けよ
と思う方も中にはいらっしゃることでしょう。
それに関しては、まったくもってその通り過ぎてぐうの音も出ません。
ですが、僕の場合はうつの症状があって働きたくても働けなかったので、それも1つのツラさではありました。
そんな中、「今の自分にもできることはないかな」と考えて始めたのが、このブログです。
普段は『人生を少しでも楽に生きるためのノウハウ』について発信しておりますので、気が向いたら他の記事もお読みいただけたら幸いです。
それでは、今回はこの辺で。



アディオス
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