
はあ、なにやってもうまくいかねぇ



どうせ俺なんて道端に落ちてるおかしのゴミ以下の存在なんだ・・・



へいへいへいへい



今日も今日とてネガティブだなァ



やっぱりこんな後ろばかり向いていたらダメだよな・・・



ネガティブって治せねぇのかな



ネガティブは治すことができるのかどうか、か・・・



そんなら今日は、それについて話すとするかァ



心して聞けェ
To Be Continued…
どうも、よでぃです。
今回は、『果たしてネガティブは治すことができるのか?』という記事を書いていこうと思います。
当記事は、以下の方向けのものとなっております。
- どうしてもネガティブになってしまう
- ネガティブな自分が嫌になる
- もっと前を向きたい
この記事を読めば、ネガティブになってしまう自分自身を責めることが減ります。
ぜひ最後までお読みください。
それでは、どうぞ。
ネガティブは治せる?


人生において、どうしてもネガティブになってしまう瞬間は少なくありません。
「どうせ自分なんて・・・」
「なにやってもダメなんだ・・・」
つい、そう悲観的になってしまうものです。



むしろ前向きな日の方が珍しいまである
そんなとき
「ネガティブな自分を治したい」
とも考えたことはありませんか?



ありますよね?
不安や後悔に襲われることなく、つねに前だけを向いて生きることのできる人生。
果たしてそれは可能なのかどうか。
結論から申し上げますと
『ネガティブを治すことは難しい』
というのが個人的見解です。



そ、そんな・・・!!



救いはないのですか・・・!?



まあまあ、最後までお聞きなさい
では、なぜ僕は「ネガティブを治すことは難しい」と考えているのか。
それについて、『そもそも人はなぜネガティブになってしまうのか』という観点から解説していこうと思います。
なぜ人はネガティブになってしまうのか
人がネガティブになってしまう理由。
それは、『生物としての、自身の身の安全を守るための防衛反応からくるものである』といわれています。



“防衛反応”??
まだ狩猟採集を生活の基本としていた原始時代、人類はつねに死と隣り合わせの生活をおくっていました。
人々を喰らわんとする猛獣、天災や感染症。
それらの危機から命を守るために、人々が危険察知能力として生み出したものが、不安や恐怖といった“負の感情”です。
「茂みの向こうに外敵がいるかもしれない」
「天気が荒れるかもしれない」
そう不安になり、焦ることで、いちはやく身の安全を確保する準備をすることができたのです。
すなわち、このアラーム機能の役割を果たす“負の感情”があったおかげで、人類は今日に至るまで生き延びることができたのですね。



はっ・・・!!猛獣か・・・!?



ワイだァ



なんだ、珍獣か



おい
また、この“負の感情”は、現代を生きる私たちの脳にも備わっております。
命を危険にさらす外敵の数が減った代わりに、漠然とした将来の不安に頭を悩ませてしまうというわけです。
まとめると、ネガティブ思考とは本来、人々が生き延びるために必要不可欠な、“脳にプログラムされている防衛反応システムの1つ”だったということになります。
この防衛反応プログラムが脳に備わっている以上、どうしてもネガティブ思考というものは湧き出てきてしまうものなのです。



ちなみに、人は1日に“6万回”も思考していて



そのうちの“8割”はネガティブなことといわれているぜェ



そそそそんなにィ!?!?!?
そして、僕が「ネガティブを治すことは難しい」と主張する根拠は、そこにあります。
なにせ“ネガティブを治す”ということは、“生物としての本能を抑え込む”ということになりますからね。
言ってしまえば、ご飯を食べなくてもお腹が空かないようにする、寝なくても眠くならないようにする、といっているようなものです。
感情を抑制する薬などを服用しない限り、普通に生活していくうえで一切ネガティブにならずに生きていくことは、かなり困難であるといえるでしょう。
ネガティブのなりやすさは個人差がある
しかし、“ネガティブは生物としての防衛本能”とはいったものの、中には
「コイツ・・・落ち込むことってあるのか・・・?」
と疑問に思ってしまうようなガチムチポジティブメンタル人間もいれば
「私って、なにをやってもダメだな・・・」
と些細なことでも落ち込んでしまう人もいます。
このような違いが生じる理由は、『ネガティブのなりやすさには個人差があるため』であると僕は考えています。



人によるってこと?



yes
不安や恐怖といった負の感情は、脳の“偏桃体”という部位が活性化することによって生じます。
そして、HSPなどの繊細な人たちは、その偏桃体のはたらきが普通の人よりも活発であるということがわかっているのです。
つまり落ち込みやすい人は、負の感情が湧きやすい脳の構造をしてしまっているせいで、つい物事をネガティブな方向にばかり考えすぎてしまうというわけです。



たまたまそういう“脳の構造”に生まれちまったってだけで



“メンタルが弱い”なんてことはないんだぜェ
他にも、物事をポジティブにとらえるかネガティブにとらえるかは“考え方次第”で変化する、という場合もあると思います。
失敗したときに自分を責める人もいれば、「成功の基だ」と前向きにとらえる人もいる。
それに関しても、人の価値観が形成されるのは“幼少期にすごした環境”による影響が大きく、個人差があります。
とにもかくにも、ネガティブのなりやすさは人それぞれであり、“遺伝”や“環境”によって決定づけられるものであるといっても差し支えないでしょう。
ですので、たとえ他人より落ち込んでしまうことが多くても、自分で自分を責めすぎる必要はまったくないということを、僕は伝えたいです。
無理に前を向こうとするのは逆効果?


ここで、もう1つ皆様に知っておいてもらいたいことがあります。
それは、『ネガティブな自分を変えようとして、無理に前を向こうとすることは逆効果になる場合がある』ということです。



そ、そうなのォ!?
実は近年の心理学の研究において、自身の感情に“抵抗”することで、余計にストレスが生じるということがわかっています。
本当はメンタルが落ち込んでいるのに
「下を向いていちゃダメだ!」
「もっとポジティブに生きなきゃ!」
などと自らの本心に“抵抗”することで、かえって生きづらさを抱くはめになってしまうのです。



確かに、むりやり前を向こうとするとむしろ疲れるような・・・



心の違和感は無視しちゃダメだぜェ
僕自身、ネガティブな自分自身のことが死ぬほど大嫌いで、頑張って前向きな自分に変わろうとしたことが過去に何度もあります。
ですがそのたびに、結局は後ろ向きな考え方ばかりしてしまう自分に逆戻りし
「どうして変わることができないのだろう・・・」
と、自分のことを以前よりも嫌いになるという負のループにハマってしまったのです。
世の中的に「ポジティブでいることこそ幸福」という風潮が強いですが、無理に前を向こうとすることで余計に生きづらさを抱えるはめになってしまうなんて、なんとも皮肉な話ですよね。
ちなみに、この『無理に前を向こうとすることは逆効果』という内容について、以下の記事にてより詳しく解説しております。


ご興味があれば、ぜひ併せてご一読ください。
ネガティブで生きづらい方へ



ネガティブになるのは仕方ない・・・



無理に前を向こうとするのもダメ・・・



じゃあもう、これからもずっと生きづらさを抱えながら生きていかなきゃいけないってことォ!?
そう嘆き散らかしたくなる気持ちも、非常によくわかります。
そんなネガティブで生きづらさを抱えているあなたにオススメなのが、こちらの記事。


ネガティブな自分が大嫌いで、だけど前向きな自分に変わることもできなくて・・・
そんな僕が、人生に生きやすさを見出すことができた方法をまとめている記事となっております。
題して、『ネガティブ人生の歩み方』。
こちらも併せてご一読いただけたら幸いです。
まとめ


以上で、『ネガティブは治すことができるのか?』についての解説を終わります。
今回のまとめです。
- ネガティブを治すことは難しい
- ネガティブは自身の身を守るための“防衛反応”
- ネガティブシステムの反応のしやすさには個人差がある
- 無理に前を向こうとすることは逆効果
さいごに


最後までお読みいただきありがとうございます。
いかがだったでしょうか。少しでも皆様の心を軽くするお手伝いができたのであれば嬉しいです。
改めてになりますが、ついネガティブになってしまうのは、生物として“当たり前のこと”です。
下を向いてしまうときがあってもいい。立ち止まってしまうときがあってもいい。
大切なのは、『ネガティブな自分自身を責めないこと』。これに限ります。



後ろを振り返るときがあってもいい



むやみやたらに突き進もうとするから、道に迷っちまうのさ



せ、先生ぇ~!!!
ネガティブな自分も、自分自身。
どうかそのことを忘れないであげてくださいまし。
本日の参考図書はこちら。
それでは、今回はこの辺で。



アディオス
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