どうも、よでぃです。
今回は、僕が実際にうつ病を患い、どうしようもなくしんどかったことを5つご紹介したいと思います。
もしよければ、最後までお読みいただけたら幸いです。
それでは、どうぞ。
うつ病は「しんどい」のボスラッシュ
「うつ病を患って、いちばんしんどかったことはなんですか?」
僕はこの問いに、明確な答えを提示することはできないだろう。
うつになってしんどかったことなんて、両手の指では数えられないくらいにはたくさんある。
1つ困難を乗り越えたと思ったらまた別の困難がやってきて、その困難を乗り越える前にまた新しい困難がやってきて・・・
“一難去ってまた一難”どころか“一難去らずにもう一難”が延々と続く、「しんどい」のボスラッシュのような病がうつ病だ。
人生の難易度がハードモードすぎる・・・
そんなうつ病と闘病する中で、僕個人が特に「しんどい」と思ったことを5つ厳選し、ここにまとめる。
この記事を読んでくれた方が、共感したりしなかったりしてくれたら、嬉しく思う。
それでは早速、紹介していきたい。
①:頑張りたいことを頑張れない
1つ目は、『頑張りたいことを頑張れない』というもの。
うつを患ったばかりの頃は、なにもする気力が起きず
もうなにも頑張りたくない・・・
とばかり考えていた。
自室のベッドに籠城し、スマホの中の世界に逃げ込む毎日。
なにを成し遂げるわけでもなく、ただひたすらに一日の終わりが訪れるまでをやりすごした。
けれど、症状が多少回復すると、心にほんのわずかな余裕が生まれるためか
なにかを頑張りたい!
という思考が湧くようになった。
運動や入浴など、うつに効くという習慣を試したい。
周りの人たちのように、はやく働いて社会貢献がしたい。
しかし、頭で自分が「どうすべきか」「どうしたいか」をわかっていても、体がそれについてこない。
体力はなく、頭はボーっとし、ちょっと頑張っただけでも疲れてしまう。
頑張りたいことは確かにあるのに、それが実現できず、自分が何のために生きているのかわからなくなった。
「頑張らなきゃいけない」もつらいけれど、「頑張りたくても頑張れない」は、もっとつらい。
②:眠りたくても眠れない
2つ目は、『眠りたくても眠れない』というもの。
うつ病を患うと、ほとんどの場合は“睡眠障害”も併発する。
夜になっても寝付けない。
夜中に何度も目が覚める。
無駄に早起きをしてしまう。
眠っているはずなのに、頭の中がぐるぐるぐるぐる・・・
寝ても覚めても疲れがとれず、日中はずっとうつらうつらとする日々が続いていた。
昼は死ぬほど眠いのに
夜になると眠れなくなるのなんなん
さらに、「うつの回復には睡眠が大事」と聞いていたために、余計に眠れない自分のことを責めてしまった。
病院で処方してもらった眠剤を飲んでも眠れない日は多く
また今日も眠れなかった・・・
もうどうすりゃいいんだよ・・・
と、布団の中にうずくまって何度も嘆いた。
ちなみに不眠症状は、今でもしばしば発症する。
眠りたくても眠れないって、ものすごくつらいよね。
③:人に気持ちを理解してもらえない
3つ目は『人に気持ちを理解してもらえない』というもの。
うつの症状は、“体力の低下”や“気分の落ち込み”など、他人の目からみてもわかりづらいものがほとんど。
そのうえ、精神疾患に関する知識を持っている人は稀なため、どうしても
「甘え」
「頑張りが足りない」
といった言葉で片づけられてしまいがち。
断じてそんなことはねェんだけどなァ
さらに僕の場合は
「もっと運動した方がいいよ」
「生活リズム整えた方がいいよ」
と、正論やアドバイスを押し付けられるのも苦痛だった。
先程も記述した通り、「どうすべきか」を頭ではわかっていても、それを頑張るための気力と体力が残っていないからつらいのだ。
神様へ。頑張りたいことを頑張れる健康体をください
あとあわよくば5億円もください
また、うつ病を患っているとしても、たまには調子のいい日だってある。
日によっては外出したり、人と短時間であれば遊んだりすることだって可能だ。
けれど、それをわかってもらえずに、人と会ったとき
「思ったよりも元気そうじゃん」
「なんで働かないの?」
といわれるのもしんどかった。
元気そうに見えるのは、比較的元気があるときに人と会っているからだ。
働く気力と体力があるのなら、こっちだってとっくのとうに社会復帰を果たしている!(プンプン!)
④:本が読めない
4つ目は、『本が読めない』というもの。
実はうつ病を患うと、文字を読むことが困難になる。
集中力や思考力が著しく低下し、脳が文章の内容を理解できなくなるためだ。
うつ病は“脳のバグ”だよなァ
僕はもともと、月に十冊は本を読むくらいには読書好きだ。
著者の紡いだ言葉に触れ、物語の主人公に感情移入をし、自分じゃない誰かの人生を追体験するのが楽しくてたまらなかった。
そんな大好きな小説を読んでいても、ストーリーが頭の中に入ってこない。
何度も同じ文を読み返し、やっとの思いで理解できても、すぐにその内容を忘れてしまう。
日々の生きがいを奪われて、僕は日常から“色”を失った。
虚無虚無プリン・・・
そんな僕を救ってくれたのが、『オーディオブック』である。
特に世話になったのが、Amazonが提供している『Audible』という“聴く読書”
“読む”ことは無理でも、“聴く”ことはできるため、僕を再び本の世界に引き戻してくれた。
また、うつの療養は“いかに暇をつぶせるかどうか”がカギとなるため、退屈しのぎにも大いに役立ってくれた。
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⑤:将来の不安
最後にご紹介するのは『将来の不安』についてである。
うつ病の療養中、僕は幾度となく将来の不安に襲われた。
安定した収入源がない恐怖。
周りの人たちに置いてかれている焦り。
自分は一生このままなのだろうか・・・と、考えすぎて頭の中がよくパンクしたものだ。
精神疾患はよく「出口の見えない真っ暗なトンネル」に例えられるが、まさしくその表現がぴったりだろう。
心霊トンネルよりもホラーだぜェ
この“将来の不安”について、最初の方は
不安になっていても仕方がない!
焦っていても仕方がない!
と、ネガティブな感情を追い出そうと奮闘していたが、かえって心のモヤモヤは大きくなるばかりだった。
だが、ある日
まあ、こんな生活をしているんだから、不安になって当たり前だよね
と、負の感情すらも受け入れるようにしてから、むしろ気分がスッと軽くなるのを感じた。
うつ病と向き合ううえで、いい意味で“諦めること”はかなり重要なキーワードになるのではないかと思う。
僕自身、無理に前を向こうとすることを諦めてから、調子が上向きになるのを実感した。
不安になってしまうときがあってもいいじゃないか。うつ病だもの。
さいごに
以上で、『うつ病でしんどかったこと』の紹介を終わります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
普段はTwitterにて、うつに関することだけでなく、人間関係や心の問題についてなど、日々の生きづらさのモヤモヤを言語化しています。
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皆様の人生に、肩の力を抜いて前に進める日々が訪れますように。
それでは、今回はこの辺で。
アディオス
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